ひざの痛み
特に壮年期以降、痛みを訴える人が多くなるのが、ひざです。
障害を起こしやすい部位なので、激しい痛みを感じたら靭帯や半月板に損傷がないか病院で必ず検査を受けましょう。
ただ、激しい痛み=靭帯や半月板の損傷ではない点が厄介です。
一度、当院で治療に来院してもらえると、レントゲンやMRIで精査してもらった方がいいか判別がつきやすいです。
膝の痛みは、痛みを感じだした初期であるほど、誰でも強く痛みを感じやすいものです。
心配性の人だと、骨が折れているのではありませんか?と来院される事も多いですが、ほとんどの場合が筋肉や筋膜に原因がある場合です。
ひざの構造は、歩く、走る、しゃがむ、座るといった動作をスムーズに行うのに適しています。
中心に膝蓋骨という骨があり、これは大腿四頭筋に支えられています。
しかし、地面に近く安定位置にある足音と異なり、高い位置にあるひざは「宙に浮いた」状態です。
ひざは、たくさんの筋肉に囲まれ支えられていますが、つねに上半身の動きを受け止める負担は本人が感じるより相当強いものです。
バランスをとるために筋膜も酷使されます。
また、体重増加による影響も大です。
例として、ジョギング時は、体重の3倍。
階段の上り下りでは1.5倍前後の負担が下半身にかかると言われてます。
関係する筋肉
大腿筋膜張筋
腸脛靭帯
大腿四頭筋
ハムストリングス
内側広筋